ガス代ってそもそもどうやって算出してるかご存じでしょうか?
大阪ガスから、ガス代の料金変更のお知らせが来た方は、燃料高騰で一体どのように自宅のガス代が算出されているのかと、疑問に思われた方もおられると思います。
一体変更箇所はどこなのか?わからないので、大阪ガスに電話で問い合わせしてみました。
今回、ガス代はそもそもどのように算出されているのか?
ガス代料金の算出の、どの部分が変更になるのかについて調べてみました。
「あ〜ガス代が上がるのね。」ではなくて、この機会に自宅のガス代がどのように算出されるののかも知っておきたいですね。賢い利用者になり、節約できるところを知りたいですね。
この記事でわかること
- ガス代の算出方法
- 今回の値上げの部分はどこなのか
大阪ガスから来たお知らせ
このような案内きました。
ん?ガス代が上がるのねということは、情勢を踏まえると覚悟はしておりましたが
ここには、どこにも値上げとは記載されていません。
あくまで「個人約款の変更について」とあります。
それって、どういうことなんだろう?????
いつもならポイッと捨てそうなところが、今回はちょっと気になり調べてみました。
まずは、ガス代の料金はどのように決定されているのかをみてみましょう。
ガス代はどのように算出されるのか?
普通に、使用量によって掛け算で決まると思ってませんでしたか?
実は違うんですね。
ガス料金は、[基本料金+従量料金]にて算定いたします。と書かれています。
これではわからないので、詳しくみていきましょう。
実は今回の値上げは、従量料金の中の単位料金の単位料金の中のさらに燃料価格変動による調整額
の部分が値上げになるのです。
詳しくみていきましょう。
上記の図をご覧ください。
❶基本料金とは?
単純に、基本料金は一律だと思ってましたが、使用量によって基本料金が違うのです。
これで、基本料金にはA~Hまでの料金があることがわかります。
それでは一体、基本料金はいくらなのかをみていきましょう。
基本料金は、使用量が少ないほど安い
当たる前のことですが、使用量が少ないので基本料金も少ないのは納得ですね。
しかし、使用量が増えると安くなるものが、チラッと目に入りましたでしょうか?
そうなんです。
基準単位料金です。
こちらの基準単位料金はつかえば、つかうほど、お安くなります。
こちらは次の従量料金に当てはまるので、次の従量料金のところでご説明します。
ちなみに、一人暮らしでエコキュート使用で1〜3m3です。
ほとんどガスコンロは使わないので、お風呂も電気なのでこんな状態です。
この場合、料金表ではAとなりますので、759円となります。(2022年4月現在)
では、次に従量料金についてみていきましょう。
❷従量料金とは?
ガス代は、先ほどもお伝えしましたように、基本料金と従量料金を足したものです。
従量料金は単位料金Xガス使用量になります。
そして、さらに単位料金というのは、下記の計算式により算出されるのです。
ややこしいですね。
やっと今回の話題になってる原料価格変動による調整額が出てきました。
そしてさらにこの単位料金は、お気づきの方もいらっしゃいますでしょうか?
先ほどのグラフの右側に単位料金は出ていました。
使用量が少ないほど高い料金体系になってますね。
ちなみにこの単位料金ですが2022年1月からみますと、A料金で174.09円から
7月には201.89円にまで上昇しています。
174.81円が2022年4月現在の価格になります。
ガス料金933円=基本料金759円+従量料金(①単位料金174.09円X②ガス使用1m3)
ガス使用量のお知らせもこのように毎月チェックすると、地味に値上がりしていたんですね。
それにしてもわかりにくいシステムです。
大阪ガスの料金変更箇所は?
では今回変わった箇所はどこなのか?
従量料金を算出するときにす買いました単位料金の中の原価価格変動による調整額
ここが変わったのです。この調整額は1m3あたりの額が変更になり、この度世界情勢を鑑みて上限額が上昇中です。基準単位料金に足し算されますし、使用量に掛け算されますので、自ずとガス代は上昇します。
こちらは、世界情勢が今不安定で、減量価格が高騰してますので上昇してますが
当然、世界情勢が、おちつき、価格が安定しますと、マイナスになることもあります。
いかがでしたか?
ただ単純に、使用量だけで決まると考えがちなガス料金も、しっかりチェックするとこのような算出方法になっているのですね。
大阪ガスの料金変更箇所は?ガス代算出方法とどこが変わるの?
- ガス代金は、基本使用料金と従量料金の合算で計算される
- その中でも、従量料金は、単位料金Xガス使用量によって決まる
- 単位料金の中には、基準単位料金±原料価格変動による調整額が設けられている
- 原料価格変動による調整額が今回上限価格が引き上げられるということ(つまり値上げ)
「大阪ガスの料金変更箇所は?ガス代算出方法とどこが変わるの?」と題しまして、ガス代金の料金算出方法を詳しく解説しました。
また、世界情勢の変化により、価格を調整する上限が引き上げられることにより、ガス代が上昇します。
自治体によっては、エネルギーの高騰により、補助金を交付しているところもあります。
特に住民税の非課税世帯を対象に交付されているところもあります。
毎日の生活には欠かせないガスですので算出方法や、料金体系を見て節約できそうなところは節約したいですね。特に使用量がAからBに移行するところに、位置してるご家庭は、節約してBからAへの料金体系に移行できるような節約は可能なのではないでしょうか?
日々の生活のお役に立てれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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