全日本大学駅伝(6日、名古屋市熱田神宮~三重県伊勢市伊勢神宮)の前日会見が11月5日、名古屋市内で行われました。今年の箱根駅伝で総合優勝を果たした青学大の原晋監督は毎年恒例の作戦名に「プライド大作戦」を掲げました。
結果は3位に終わった。今回の走者メンバーを振り返り、箱根につなげる参考になればと思い振り返ってみました。今回プライド大作戦を称した理由と、3位になった敗因も同時に振り返ってみたいと思います。
この記事でわかること
- プライド大作戦とは?
- 全日本駅伝での区間走者は?
- 全日本駅伝での敗因は?
青学プライド大作戦は3位に!全日本大学駅伝から箱根へつなぐ
前日の青山学院大学の原監督は、こう語りました。
「駒沢大学は全日本大学駅伝14度の優勝のプライド、中央大学は箱根駅伝最多の14度優勝のプライド、オリンピアンを要する順天堂大学のプライド、勢いのある国学院大学のプライド。プライド合戦だと思います」
原監督は、毎回テーマを決めて駅伝に臨んでいる。原監督や青学箱根駅伝の関連記事はこちら。
優勝を狙っていたのでとても悔しいです。
— 佐藤 一世 (@issei_ekiden) November 7, 2022
この気持ちを箱根に全てぶつけます。
応援ありがとうございました!#プライド大作戦 pic.twitter.com/PQFBK3fQGm
全日本大学駅伝 チーム3位
— 横田 俊吾 (@Shun_00inakamon) November 7, 2022
4区 11.8km 33分44秒 区間2位
3回目の駅伝でようやく走っている時の心に余裕ができた気がする。
最初は誰でも緊張し、たまたま失敗した。
だから気にすんな部屋人よ。
普段どれだけ努力してるかチームメイトは知ってるから。#プライド大作戦 pic.twitter.com/IEwIhyvHIW
さて、今回の全国大学駅伝の区間走者はどのようなものだったでしょうか?
距離は、箱根駅伝の半分ですね。そして区間は8区間。
青学プライド大作戦は区間走者は?
駅伝のルールは、まず登録メンバーがありきで、補員と言いまして、当日、変更可能なメンバーを用意します。当然、他の大学がどこにどのようなメンバーを持ってくるのかも、この補員を変更してくることも見越しての登録となります。
なかなか駅伝と一言で言っても、速さだけではなく、コースによりメンバーの組み替えが肝となるのですね。詳しくは関連記事もご覧くださいませ。
今回、青学は主力の佐藤一世(3年)を3区、岸本大紀(4年)を5区に登録。
そして、肝となる補員として
エースの近藤幸太郞(4年)は当日変更可能な補員に登録し、補員は「2枚変えます」
と原監督は言いました。ということは2名走者を変更するということです。
さて、当日の区間走者はこちらです。
こちら公式のスクショですが小さいです。twitterの方がみやすい。
さて、メンバーを見て、2区3区を除き、ほとんどが4年生ですね。
箱根駅伝ではどのようなメンバーになるのでしょうか?
🎽全選手、陸上競技部の皆様
— 青学TV【公式】 (@aogakuTV) November 6, 2022
⛩️伊勢路での熱い戦い、お疲れ様でした!
ありがとうございました!
第54回 #全日本大学駅伝 3位#プライド大作戦
1区 #目片将大 4年
2区 #白石光星 2年
3区 #佐藤一世 3年
4区 #横田俊吾 4年
5区 #岸本大紀 4年
6区 #中村唯翔 4年
7区 #近藤幸太郎 4年
8区 #宮坂大器 4年 pic.twitter.com/rryTorKzfw
当日、6区と7区に予定どおり、中村唯翔と近藤幸太郎を補員として起用
久しぶりの駅伝ということでめっちゃ緊張してますが、楽しんで走ってきます!#プライド大作戦 https://t.co/KwZ82hqH2S
— 佐藤 一世 (@issei_ekiden) November 5, 2022
青学プライド大作戦は3位に!全日本大学駅伝の様子は?
3位と4位の差がなんと1秒!!
1区
目方 将大くんのダッシュは、原監督もびっくり。観戦してる人からも「勇気をもらった」との賞賛の感想。惜しくも最終で、ピーターワンジルくんに抜かれて区間優勝を逃したが、好成績を収めました。
2区 3区
【第54回全日本大学駅伝】
— 青学大陸上競技部(長距離ブロック) (@aogaku_rikujyou) November 5, 2022
2区を走るのは白石光星(2年)です。
これまで着実に練習を積んで力をつけ、本日ついに大学駅伝デビューです!
今シーズン絶好調の彼が、満を持して初の伊勢路に挑みます!
応援よろしくお願いします!#プライド大作戦#青学駅伝#研鑽#青歴へ継げ#adidas pic.twitter.com/r0JqQ5QJ3g
当初から、原監督は、2区と8区が厳しいと踏んでいました。予想通り、2区では白石くんが失速し16位で襷を渡すことになりました。
しかし、ここは、原監督はインタビューでこのように答えられています。
「悪いところがあれば、先輩が取り返す。それが駅伝だと思います」
予想通りに、2区と8区は厳しかったですが他では負けてないとの力強い言葉を原監督は発しておられました。
次の箱根駅伝への強い意気込みを感じます。
4区 5区 6区 7区
青山学院大(青学大)は2区でブレーキし、首位に2分11秒差をつけられたが、11位でタスキを受け取った4区(11・8キロ)の横田俊吾(4年)が力走。2・4キロ地点で東洋大や中央学院大をとらえるなど、徐々に順位を押し上げ、5位でタスキリレーした。
エースの近藤幸太郎の安定した走りもあり、まさに、悪いところがあれば先輩が取り戻すを有言実行して見せました。さすが王者のプライドですね。
8区
最終の8区は、なんと4位との差が1秒というからすごいですね。しかも、今回はこの4位の順天堂大学までが、大会新記録となりました。
これから、後残すところ2ヶ月を切りました。お正月の箱根駅伝から目が離せません。
原監督は、今度は、どんな作戦の名前を付けるのかも、楽しみです。
最後の駅伝となる4年生も、有終の美を飾るためにも、頑張ってほしいです。
青学プライド大作戦は3位に!全日本大学駅伝から箱根へつなぐのまとめ
- プライド大作戦は、2022箱根駅伝での総合優勝のプライドを持って臨むという意味
- 全日本大学駅伝は3位に終わるも、大会新記録で箱根駅伝に向けて意欲を示す原監督
青学プライド大作戦は3位に!全日本大学駅伝から箱根へつなぐと題しまして、全日本大学駅伝の様子をお伝えしました。
お正月恒例の箱根駅伝の予習として、ご参考になりましたでしょうか?来年は、4年生が当たり前ですが、最後の箱根駅伝です。最後を、仲間たちと一緒に素晴らしいものにしてほしいと、一ファンとして応援したいです。
箱根駅伝の距離は、今回の2倍です。しかも山の上りあり下りありのコースです。季節は冬で雪の心配もあります。これらのことを全て、経験したことのある4年生はやはり心強い存在となりますね。
箱根駅伝には奥深いです。コースの特徴などご覧になりたい方は、併せて読みたいをご覧くださいね。
では2023年のお正月を楽しみにしましょう。がんばれ青学!!
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